みなさん、この写真が何かご存知ですか?
大阪府吹田市にある太陽の塔です。
1970年アジア初の万博博覧会が
開催された時に、前衛芸術家・岡本太郎が
プロデュースしたテーマ館です。
当時の様子の写真がパンフレットに
掲載されていました。
この塔が一体何を表しているのかは、
岡本太郎本人が何も語っていないため、
分かっていません。
しかし、特徴的な3つの顔については、
はっきりしているそうです。
まずこちら2つの顔です。
頂部の黄金色部分は、未来。
腹部は、現在。
そして、もう一つは背面にあります。
こちらの背面にある黒色部は、過去。
岡本太郎が『いつでも人類の過去、現在、未来が
一体になって輪廻している』
と考えていたからだそうです。
2016年から始まった耐震改修・内部再生工事が
無事に完了して、48年ぶりに内部公開となりました。
内部は写真撮影禁止のため、
パンフレットに掲載されている写真がこちら。
『生命の樹』を中心に33種類の生き物たちを
階段で少しずつ上へ上がって行きながら、鑑賞します。
何とも不思議な作品が詰まっており、
観ていてとてもワクワクしました。
平面的でなく、立体的に鑑賞できるところも
他にない鑑賞の仕方でした。
*『太陽の塔ガイド』から一部
引用している部分があります。