みなさん、普段の生活の中で
『いの一番』という言葉を聞いたことがあると思います。
意味としては、『真っ先に』とか
『一番最初に』といった時に使う言葉ですよね。
この言葉には諸説ありますが、
実は建築言葉だったという説もあるんですよ。
『柱番付』と言って写真のように、
縦軸、横軸に『い、ろ、は、…』と『一、二、三、…』で
柱に番号を付けて柱の位置を分かるようにしています。
この柱番付の中に『い-一』があります。
この柱は、建物の北東角の柱に振り付けられます。
建物の北東の角と言えば、鬼門にあたる方角です。
鬼門は邪気の出入りする方角とされています。
その為、その出入りを塞ぐことを願って
一番最初に『い-一』の柱を建てるそうです。
そこから『いの一番』は、
『真っ先に』『一番最初に』という意味で使われているそうです。
おもしろいですよね。
まだまだ、普段の生活の中にこの様な言葉がありそうですね。
またそんな言葉があったら紹介しますね。