前回のブログでは、住宅の省エネルギー性能を
高めるために『断熱・気密』が重要なことを
お伝えしました。その『断熱・気密』を高く
すると健康にも良いことが分かったのです。
これは、週刊文春今年10月5日号にも
掲載されていました。その内容も参考にして
今回のブログを書きます。
まず、断熱性の低い住宅で暮らしていると
住宅内の温度差が大きく血圧が急激に
上下することになります。
これは、血管に大きな負担がかかり、
病気のリスクが高くなるのです。
下記のグラフを見ても分かるように
温熱環境による事故発生件数は、
ダントツに多いのです。
このグラフは3~4年前の数字になります。
交通事故による死亡者数は、年々減少し続けて
4,000人を切ったようです。
断熱性を高めて、住宅内の室温が
確保されると高血圧症、気管支喘息、
のどの痛み、手足の冷え等が改善が
見られたそうです。
また、断熱性能が高まると住宅内の温度差が
小さくなり、家の中で動き回ることが
嫌になることがなくなって活動量が
増えることも分かってきています。
何と言っても、身体にかかるストレスが
少ないと心地よいですよね。
でも、『断熱性が高いか低いかなんて
どうやったら分かるの?』となりますよね。
その断熱性能を表す指標に『Ua値』という
ものがあります。この数値が小さいほど
性能が高いことを表します。
これから住宅を新築する人は、住宅メーカーや
工務店に自分の家のUa値がいくつで
設計されているかを確認してみましょう。
Ua値0.6以下を確保したいですね。
もし、Ua値を答えられない場合や
「基準を満たしています。」といった
曖昧な回答には気を付けましょう!
また、リフォーム・リノベーションを
検討している方も温熱環境の改善も
忘れないでくださいね。
次回は、温熱環境の改善する
リフォーム・リノベーションについて
書こうと思います。