部屋と部屋を仕切る時には、
壁を床から天井まで建てて仕切ります。
しかし、その分窮屈感や圧迫感が
どうしても出てしまいます。
その窮屈感や圧迫感が出ないように
仕切る方法はいろいろありますが、
木格子を使う方法もその一つです。
木格子は部材のサイズや配列によって、
見え方は変わってきますが、
見える範囲は皆さんが思っている以上に、実は狭いです。
格子の真正面に立っても、端の方に行くほど
部材側面が見えるようになり、
見えるすき間が狭くなっていきます。
まして、斜めから見るともっと見える範囲は
少なくなります。
反対側の様子が全く分からないほどは
仕切られていないけれども、どんな事をしているか迄は
分からない程度には仕切られています。
この様に、視線が奥まで届く部分があると
私達は窮屈感や圧迫感を感じなくなるのです。
事務所では応接コーナーなどは壁で仕切ると
狭くなったり、閉塞的な空間になりがちです。
また、住宅でもリビングなどに
お子様の勉強コーナーを設けたが、
丸見えで、開放的過ぎて落ち着かない場所になったりします。
こんな時に、ゆる~く仕切るには
木格子などは有効に使えますよ。