岡崎市・信光明寺(重要文化財)に行く!!2021年03月24日

先日、天気が良かったので、

 

岡崎市・信光明寺(重要文化財)を

  

見学しに行ってきました。

  

風とガレは、日本建築が好きなのです。

  

  

   

さてさて、重要文化財である信光明寺の話に

   

移りましょう。

  

   

   

信光明寺は1478年に建てられたことが

  

分かる棟札が見つかっています。

  

信光明寺は禅宗様(ぜんしゅうよう)

  

呼ばれる鎌倉時代に中国から禅宗に

  

伴ってもたらされた様式です。

  

そして、緻密で繊細な意匠が特徴です。

  

では、その禅宗様の特徴を

  

ピックアップしながら見ていきましょう!

   

      

    

・平面正方形である。

  

信光明寺は柱間が3間の大きさで

  

正方形になっています。

  

    

・屋根の反りが強い

  

   

写真を見てもらっても分かると思います。

  

屋根の両端が大きく反っていますよね。

  

この大きく反っているところが

  

禅宗様の特徴の一つです。

  

   

・扇垂木

  

屋根を支える垂木が放射状に並んでいる。

  

  

これだけを見ても分かりにくいですよね。

  

よくある屋根の端の写真を見てください。

  

  

違いが分かりましたか?

  

垂木の並び方が違いますよね。 

   

上の写真が扇垂木です。

  

   

・火頭窓

  

  

上方に繰形のある尖頭アーチがある窓!

  

その窓が両脇に設けられています。

  

花頭窓とも書くことがあります。

  

    

・詰組

  

  

壁と屋根の間にあるゴテゴテして

  

白色塗のある部分です。

  

これを組み上げて少しでも軒が

  

深くなるように工夫しています。

  

  

・堅板壁

  

 

板壁で作られていて、

  

土壁はほとんど使われいないのも特徴です。

   

  

  

ザッと禅宗様の特徴と合わせながら

  

信光明寺を見てきました。

  

今日のブログはマニアックな部分が

  

多い気がするかもしれませんが、

  

こんな視点でお寺を見てもらえると

  

お寺と言っても建物の造りに

  

いろいろな特徴があることが

  

分かってもらえると嬉しいです。

  

もし、旅行などでお寺を見る機会が

  

ありましたら見比べてみてくださいね。

  

参考文献:建築用語辞典