愛知県には国宝・犬山城や
名古屋城など立派な天守閣と
言われるお城があります。
今回は、そんな大きなお城ではなく
山城・足助城に行ってきました。
山城とは、山地を利用した城をいいます。
このお城は発掘調査の結果15世紀後半から
16世紀後半の痕跡が見つかったそうです。
当初は、軍事空間的な役割のみが強かったです。
天守閣の様な派手さはないものの、
ドッシリした地に根差した雰囲気がありました。
そして、風とガレが注目したのが…… 屋根仕上げです。
薄くはいだ板を重ねて仕上げる杮葺きです。
板の大きさは、それぞれですが30cm ×30cm で
厚み4.5~6mm 程です。
そして材質は、耐久性のある木、水に強い木、はぎやすい木として
杉やさわらがよく使われているようです。
この杮葺きは、小口などを鉋で仕上げるため、
とても優雅な印象になります。
山城のドッシリとした中に、
杮葺きの優雅さで見た目の印象を
重々しいものにならない様にバランスが取れています。
犬山城や名古屋城とはまた違った味わいのあるお城でした。
そして帰り際に、山城・足助城のお城印もちゃんと購入しましたよ。