先日、地縄を張った現場の地盤調査を行いました。
実は、建築物を建てる時は地面も重要なんです。
地盤調査は何を調査しているかと言うと、建築物が建つ場所の地面の耐力を調べます。
建築物が建つ場所の地面の耐力が低いと建築物が完成してから、地面が建築物の重力に耐える事ができなくなって建築物が少しずつ沈下してしまうのです。
そのことを「不動沈下」と呼ばれています。
不動沈下が起こるとどうなるかと言うと、建築物が傾いてしまいます。
つまり、ピサの斜塔のようになってしまうのです。
ピサの斜塔は偶然にも塔の南側の地盤と北側の地盤の耐力が極端に違ったため、南側が沈んで北側はそのままとなり、斜めになってしまったのです。
この様に地面の耐力が低いと建築物が傾いてしまいます。
その様にならない為にも地面の耐力を調べて、建築物が完成した後も不動沈下しないように対策を取ります。
地面の耐力が高ければ、地面に基礎工事をします。
もし、地面の耐力が低ければ、地盤改良をして、地面の耐力を人工的に高くします。
地盤改良をすることで建築物が建ってからも不動沈下を起こさずに済みます。
風とガレは、お客様の大切な住宅を一つひとつ確認しながら工事を進めていきます。