今回のブログは、建築作品の紹介です。
世界でも有名な美術館の一つに、ルーブル美術館があります。
今となっては、ルーブル美術館の顔にもなっているガラスのピラミッドがあります。
建築家・I.M.ペイ氏の設計です。
中に入って、観てみると思っていたよりも細い材料で組み上げられています。
これは驚きました。
これだけのガラスを支えているので、
しっかりとした材料で組まれているかと思いきや、
細いスティール・ワイヤ―でした。
このガラスは1枚あたり150kg もあり、合計670枚で
総量100t もの重さを細いスティール・ワイヤーの張力を利用した船舶建造技術が使われているそうです。
それだけでなく、ガラスのピラミッドの下にある螺旋階段も注目です。
一般的な螺旋階段は中心に柱があり、その柱に段板が付いており、支えられる構造になっているのですが、
ルーブル美術館の螺旋階段は、
一番下と一番上の部分だけがそれぞれの床に設置しているだけなんです。
これに人が乗って階段を上がっていくので、当然階段を上がっていく人の体重を支えるわけです。
それを考えると、「どんな構造になっているのかな?凄いな~!」と思わず感心してしまいます。
ジィ~と観ていると不思議な感じになってきます。
ルーブル美術館は、フランスの首都パリにあり遠いですが、
コロナも落ち着き、海外にも行けるようになってきましたので、
パリに行くことがあれば、モナ・リザなどの美術品だけでなく、
今回紹介した建築物も観てください。