今月の初めになりますが、建て方・上棟の物件がありました。
建築設計の仕事に携わって21年目になりますが、
今でも建て方・上棟の時は緊張します。
そして、無事に棟木が架かると凄くホッとします。
柱や梁の加工は、今の時代は機械で削りますが、
その加工形状を指示するのはやっぱり人の手でやります。
工務店さんから確認の加工図面が提出され、
それを一つひとつチェックして、加工してもらいます。
その加工図面を間違えてしまうと、当然棟木が架かるところまで
柱・梁が組み上がっていきません。
なので、棟木が架かると加工図面にミスがなかったことになります。
棟木が架かるということは建物の骨格が出来上がり、この後肉付け工事になるので、
建物が無事に出来上がることが目に見えて分かるのです。
そういう事もあって、棟木が架かるとホッとするのです。
この後も、完成に向けて工事の監理をしっかりやっていきます。