サンティアゴ・カラトラバの作品32024年01月26日

 

以前にも僕の大好きな建築家・サンティアゴ・カラトラバの作品を2つ紹介しました。

 

今回は3つ目の作品紹介します。スペインのメリダにあるメリダ橋です。

 

 

サンティアゴ・カラトラバは建築家なのですが、橋の設計をたくさんやっているのです。

 

橋の設計作品集ができるほどなんです。

 

このメリダ橋もカラトラバの代表作品です。

 

 

この作品は、ぱっと見ただけだと何の変哲もないアーチの橋なのですが、

 

よく見ると、橋の上部分の両端にごっつい感じでアーチを受けているコンクリートがあるのですが、

 

その下は他の部分の橋脚と同じ普通の橋脚で支えています。

 

一般的な橋だとそのごっつい感じでアーチを受けているコンクリートがそのまま地面まで伸びていて、地面に接地して橋を支えます。

 

メリダ橋はそれがない!!

 

だから、見ていてアーチがとてもスッキリとして美しく見えます。

 

また、手前に古代ローマの橋が残存しています。

 

古代のアーチ橋と現代のアーチ橋が技術の進歩を感じさせてくれます。

 

いろいろな事を考えて設計されていますね。


遊び心も日本建築の魅力2024年01月17日

 

日本建築の魅力の一つに、職人の遊び心があると思います。

 

日本建築には装飾の為に何か部材を取付けることは、ほとんどありません。

 

各部材それぞれに建築としての役割があります。

 

それ故に、シンプルなデザインであったり、スッキリとしたデザインになるのだと思います。

 

そんな日本建築をよくよく目を凝らしてみると、職人の遊び心が入っています。

 

 

 

昨年末に完成引渡しをした物件で、お施主様に説明をして了解をいただいた施工部分に、

 

施工業者さんの提案でちょっと遊び心を入れてみました。

 

 

 

施錠するところを見ると、円形になっていますよね。

 

本来は建具の左側に角材を取付けて、建具止め兼錠受け材とするのですが、

 

建具周りをスッキリと見せたかったので、その角材をなくしました。

 

そうすると施錠することができなくなってしまうので、

 

錠受け材だけを取付ける必要があります。

 

その錠受け材に遊び心を入れていみた、という訳です。

 

今回は、良く見える部材でしたが、

 

日本建築よく見るとチョットしたところに遊び心の入ったデザインが見つかりますよ。


ぬか漬けに挑戦しています。2024年01月10日

 

以前から夕食を作るのが僕の担当であることは、ブログでお伝えしていますね。

 

久しぶりに料理ネタのブログです。

 

 

 

実は、昨年末からぬか漬けに挑戦しています。

 

ぬか漬けは、ぬか床を仕込むところから始めます。

 

用意したのは、米ぬか、水、塩、かつお節、唐辛子、だし昆布。

 

これらを順番に混ぜていきます。

 

 

 

ぬか床は野菜の切れ端を入れて、1日1回混ぜながらねかせます。

 

3週間ほどねかせると、ぬか床が出来上がります。

 

ぬか床ができたら、好きな野菜を漬け込んでぬか漬けを作ります。

 

今回、最初につけた野菜は、1つは季節の野菜で定番のかぶ。

 

もう1つは季節の野菜ではないのですが、

 

ネットで調べた時に美味しそうだったので、みょうがを漬けました。

 

 

ぬか床ができたころは既に12月中頃でしたので、

 

漬け込む時間は夏に比べて長かったのです。

 

出来上がりは、ちょっと早かった感じでしたが、まずまずでした。

 

漬け込んでから、食べ頃を見計らって取り出すタイミングが難しいですね。

 

 

 

ぬか漬けは乳酸菌に働きで出来上がるので、ほのかに酸味のある漬物です。

 

少しヨーグルトに近いのような香りがします。

 

これからも塩分の取りすぎにならないように気を付けながら、

 

いろいろな野菜に挑戦してみようと思います。

 


2024年・明けましておめでとうございます。2024年01月01日

 

新年あけましておめでとうございます。

 

昨年もおかけ様で、楽しい一年にすることができました。

 

今年・2024年もみなさんと楽しく、笑顔いっぱいの1年となるように、

 

また、風とガレとしても大きく前進できる1年となるように頑張ります。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 


You Tube 始めました。2023年12月27日

 

今年も残すところ僅かになりました。

 

来週はもう新年ですから、一年が経つのは早いですね。

 

 

 

さて、風とガレは民家再生・リノベーション専門の設計事務所として事業をしております。

 

民家再生・リノベーションをおススメする理由は、

 

全部で5つあります。

 

今回はまず、1つ目の理由をYou Tube にアップしました。

 

物価高は建築業界も例外ではありません。

 

こだわった建物にしようとすると

 

今まででは考えられない金額が見積書で出てきます。

 

でも、こだわった建物にしたい!

 

そんな時の解決策の1つになると思います。

 

こだわった建物にしたい!という方は、

 

ぜひご覧ください。

 

 

 

 


フランク・ロイド・ライト展に行ってきました。2023年12月20日

 

風とガレの事務所から一番近い美術館は、豊田市美術館です。

 

その豊田市美術館で、10月21日から『フランク・ロイド・ライト展』が開催されています。

 

まだまだフランク・ロイド・ライトにはほど遠いですが、建築に携わる者として、

 

行きたくて、行きたくて仕方がなかったので、何とか時間を作っていってきました。

 

 

 

フランク・ロイド・ライトが設計した建築物の写真、図面や透視図などが展示されていました。

 

中でも、浮世絵の構図に影響を受けたという透視図は印象的でした。

 

良いと思ったものをどんどん取り入れる姿勢は凄いなぁと思います。

 

僕も、いろいろな建築物を観て、体感してどんどん風とガレの設計に取り込んでいこうと思います。


左官屋さんの外壁仕上げ2023年12月12日

 

もう12月になり年末ですね。

 

今日は左官屋さんの外壁仕上げを紹介します。

 

左官屋さんの外壁仕上げと聞いて、

 

パッと思い浮かぶのは、漆喰塗だと思います。

 

しかし今回は、漆喰塗ではなく、

 

火山灰を原料とした材料で仕上げました。

 

しかも、鏝でキチッと押さえた仕上げでなく、

 

表面をガリガリと粗く削ったかき落し仕上げです。

 

 

 

まずは、下塗りの上に仕上げ塗をします。

 

 

 

 

仕上げ塗をして、半乾き状態になったら、剣山のようなブラシで

 

表面をガリガリと削っていきます。

 

 

 

 

一通り削り終わったら刷毛で表面を均して完成です。

 

 

 

 

鏝でカチッと仕上げるのも表面がツルっとしてかっこいいのですが、

 

かき落し仕上げのように表面に凹凸の表情をつけると、

 

陰影が出て、建物を見たときに立体感があってかっこいいです。

 

その表情も職人の手仕事だから味わい深くなります。

 

この物件ももう少しで完成です。

 


やっぱり建て方・上棟は緊張します。2023年11月29日

 

今月の初めになりますが、建て方・上棟の物件がありました。

 

建築設計の仕事に携わって21年目になりますが、

 

今でも建て方・上棟の時は緊張します。

 

そして、無事に棟木が架かると凄くホッとします。

 

                                      【写真】棟木を架ける準備が完了!

 

                                      【写真】無事に棟木が架かり、垂木工事が半分終わりました。

 

 

柱や梁の加工は、今の時代は機械で削りますが、

 

その加工形状を指示するのはやっぱり人の手でやります。

 

工務店さんから確認の加工図面が提出され、

 

それを一つひとつチェックして、加工してもらいます。

 

その加工図面を間違えてしまうと、当然棟木が架かるところまで

 

柱・梁が組み上がっていきません。

 

なので、棟木が架かると加工図面にミスがなかったことになります。

 

棟木が架かるということは建物の骨格が出来上がり、この後肉付け工事になるので、

 

建物が無事に出来上がることが目に見えて分かるのです。

 

そういう事もあって、棟木が架かるとホッとするのです。

 

この後も、完成に向けて工事の監理をしっかりやっていきます。


基礎工事 完了!!2023年11月08日

 

建物を支える基礎は、耐久性や強度の面から

 

木造建築でも鉄筋コンクリートで造ります。

 

鉄筋コンクリートは、引っ張る力に対して強い鉄筋と

 

圧縮する(潰そうとする)力に対して強いコンクリートを

 

合体させた構造体です。

 

鉄筋コンクリートで大切なことの一つに、

 

鉄筋の組み方(配筋)があります。

 

引っ張る力に対して強い鉄筋は、

 

力に耐えられるだけの量が必要です。

 

その為、風とガレではどの建物も構造専門の一級建築士さんに

 

構造計算をしてもらっています。

 

その計算の結果をもとに鉄筋を組んでいきます。

 

 

 

先日、その鉄筋が組み終わった時点で検査に行ってきました。

 

鉄筋の太さ、間隔、鉄筋のジョイント部分の長さとコンクリートの被り巾を検査します。

 

                                      鉄筋の太さと間隔の確認

 

                                      これも鉄筋の太さと間隔の確認

 

                                               コンクリートの被りの確認

 

                                      コンクリートの仕上がり巾の確認

 

鉄筋はコンクリート工事が完了するとみることができなくなるので、

 

コンクリート工事の前にチェックをします。

 

チェックをして問題なければ、コンクリート工事をします。

 

もし、チェックして問題があった場合は、是正してからコンクリート工事をします。

 

 

 

設計士の仕事は、設計して図面を描いた後も工事のチェックをする仕事(監理)があります。

 

風とガレでは、お客様と打合せ・計画をして、建物が完成して、

 

お客様にお渡しするまで、サポートしています。

 

これから、住宅や施設を建てようかとご検討している方は、

 

ぜひこちらへお問合せください。

 

お待ちしていま~す。

 


丁張の確認をして、いよいよ基礎工事へ2023年10月27日

 

先日、地鎮祭をおこなった現場は、

 

無事に解体が終わりました。

 

そして、今日は新たに建てる建物の位置を確定する丁張(ちょうはり)の確認をしました。

 

 

『丁張(ちょうはり)』とは何かというと、

 

新しく建てる建物の位置と高さの基準が分かるようにすること。

 

上の写真の矢印にある蛍光黄色の糸が

 

外壁の中心になるところです。

 

また、糸の高さを基準にして基礎の高さなどが分かるようになっています。

 

 

 

この様に丁張(ちょうはり)は、工事の一番最初におこなう工事で、

 

建物の出来上がる位置を決める大切な工事です。

 

この糸があるおかげで、

 

誰もが見てすぐにどこに建物ができるのか分かりますよね。

 

 

 

建物の位置が決まったら、次はいよいよ基礎工事です。

 

少しずつ着実に出来上がっていくと完成が楽しみになります。

 

次の工事を楽しみにしていてください。


いよいよ着工です。2023年10月16日

 

先週の木曜日・大安。

 

明日から工事が始まる物件の地鎮祭が行われました。

 

 

今回は、建替え工事なので、今までの生活を守っていただいた感謝と

 

建替え工事の安全祈願として、解体御祓いと地鎮祭を行いました。

 

 

地鎮祭をするといよいよ図面で打合せしていたことが

 

実物として少しずつ出来上がっていきます。

 

各工事の監理をしっかりして、良い建築物になるようにします。


設計のワークショップを開催しました。2023年10月02日

 

先週末の土曜日に、

 

“とよたならではを体験”することができるプログラムを集めた事業であるとよたまちさとミライ塾+の一環で、

 

設計のワークショップを開催しました。

 

 

 

豊田市には、足助町に重要伝統的建造物群保存地区(以下「重伝建地区」)があります。

 

その街並みを散策しながら、重伝建地区の一角にある敷地を使って、

 

店舗のある住宅を設計するワークショップをしました。

 

最初に、住まいを設計するために考えることを簡単に解説してから、

 

街並みの景観を意識して設計してもらいました。

 

参加者さんは、自分なりに一生懸命考えていました。

 

豊田市に重伝建地区があって、その景観で街の歴史を感じてもらえると嬉しいです。

 

また、設計というものに触れてみれ、

 

設計の仕事について興味を持ってもらえるともっと嬉しいです。

 

このワークショップは、12月2日(土)にも開催します。

 

一級建築士に教えてもらって、自分でお店のある家を設計してみよう! | とよたまちさとミライ塾 (toyota-miraijuku.com)

 

是非ご参加ください。