先日、恩師である建築家・藤岡龍介氏の
著書『町家の知恵、美しい暮らし 住み継ぐ』を読みました。
その中に、下記の内容を見つけました。
『町の変化は致し方ないが、
せっかくの歴史と文化のある風景が、
どこにでもあるような町並みに変わるのは忍びない。』
これは、僕がアメリカ東部・ヨーロッパの西洋建築を
観て回る旅をして、ヨーロッパの町並みを観て感動し、
日本で民家再生・リノベーションを志すことを決めた時と
同じ心境が綴ってあった。
また、次のようなことも記載されていた。
『家は一軒の価値だけでなく、
町並みをつくる重要な要素である。』
これは昨年、中日新聞に掲載された時に
風とガレが話していた中に似た内容がある。
恩師・藤岡氏のもとを離れて12年目になる。
しかし、その時の教えていただいた本質はいまだに自分の中に
残っている事を再確認できた。
これからも、この気持ちを持ち続けて頑張るぞ!!