お盆が終わりましたね。
春から受講している京都市文化財マネージャー講座も終盤に差し掛かってきました。
京都市文化財マネージャーの資格は、ただ講義を受講して、
必要な知識を持てば良い!ではなく、修了課題をグループで作成して、
修了課題の発表と提出をしなければ取得することが出来ません。
修了課題では、築50年以上が経過しており、街並みの景観として保存すると良いと思われる建造物を見つけて、調査報告書にします。
通常講義とは別時間で調査、実測、報告書作成をしなければならないので、結構大変!!
と言う事で、グループのみんなで物件をピックアップして、所有者さんから調査をさせていただくことに快諾をいただきましたので、
8月16日、17日と二日間かけて実測調査に行ってきました。
私たちが調査する建造物は、銀閣寺近くにある医院付き住宅です。
医院部分は洋風建築になっていて、住宅部分が日本建築の作りになっています。
そして、調査で小屋裏に入ると、、、、、、
棟木に上棟の日付と職人さんの名前が墨書きされていました。
『上棟昭和九
棟梁松田芳太郎 左官早田嘉吉 手傳岩田幸次郎
瓦土淵利 樋〇川 木材廣田定』(*一部 変換できない文字があります)
明治~大正期に洋風建築に似せた医院建築が観られます。
この建造物もその類なのかもしれません。
玄関に入ると受付の小窓がありました。
昭和レトロな感じが漂っていますよね。
今度は、地域の歴史やこの建造物の沿革などを聞き取りや古地図などから調べます。
どんな歴史があるのか楽しみですね。
8月16日、京都は送り火の日です。
調査が終わった後、グループのメンバーと送り火を見ました。
あぁ、夏も終わりだなぁ~。
お待たせしました。
全5回の『リノベーションをおススメする5つの理由』の最後になる5つ目の理由を、
YouTube にアップしました。
5つ目の理由は、『環境に優しく、地域活性の一助となる』です。
これについては、SDGs に大きく貢献することになります。
SDGs に大きく貢献することになってくるので、やはり事業者さんの社会的アピールにもなります。
今回の解説では実際に空き家を就労継続支援B型事業所にリノベーションして活用したことで、
地域の不安要素を解決することにつながった実例も紹介しています。
もちろん、個人住宅として民家再生・リノベーションすることで、
産業廃棄物を削減すること、リノベーションの手法にもよりますが、街並みの景観を維持することにも貢献できます。
ぜひご覧ください。