先日、豊田市足助地区の重要伝統的建造物群保存地区にある天王社さんの
修繕工事に当たって、文化財課さんとの着工前確認がありました。
解体前に今回の工事で、取替える部材と既存のまま再用する部材の確認をします。
取替える部材が多すぎると建替えてしまったように見えてしまいますし、
既存のまま再用する部材が多すぎると修繕工事の意味がなくなってしまいます。
その文化財として保存しつつ、今後も地域のお社として残していく為に、
とても大切な打合せなのです。
この打合せが終わると、いよいよ着工です。
現在の姿から大きく形が変わる訳ではありませんが、
修繕工事で年末には綺麗になるのが楽しみです。
みなさん、ゴールデンウイークはいかがだったでしょうか?
ゴールデンウイークの後半は、天気が良くお出掛け日和でしたね。
実はゴールデンウイーク前から、改修工事が始まりました。
・和室8畳と和室10畳を1つの部屋に改修
・18畳になる部屋の断熱改修
・6畳の和室を断熱改修及び改修
この3点の改修工事です。
各部屋を解体してみると丸太梁が出てきました。
現場の住宅は昭和58年の建物です。
古民家のように煙に燻された大きな梁ではありませんが、スマートな丸太梁です。
解体が終わったら、構造補強をしていきます。
それぞれの部屋がどのように改修されるか楽しみにしていてくださいね。